想いを伝える、「エンディングノート」のススメ

 

「お葬式のことや延命治療はしないという希望も遺言書に一緒に書いておきたいんだけど・・」というお声をいただくことがあります。

 

こうしたことについても、遺言書の中に書いておく方法がないわけではないのですが、遺言書をご家族が開けるのは、遺言した方が亡くなった後であるのが通常と思います。

 

お葬式や手続きに追われて気持ちや時間の余裕が持てず、ようやく落ち着いた頃に遺言書を開封してみて初めて故人の希望を知った・・というのではきっとご家族も心残りでしょう。

 

 

 

そうならないために、ご活用をお勧めしたいのが「エンディングノート」です。

 

このノートに書いたことは法的な効力を持ちませんが、

遺言ではカバーできないご存命中のことや伝えきれないご家族へのメッセージまで自由に書いておくことができます。

 

遺言と併せて、ぜひ一緒に準備しておいていただきたいという思いから、弊所では、公正証書遺言の作成サポートをご依頼されたお客様で、ご希望の方にエンディングノートを差し上げています。

 

エンディングノートは、

・遺言の内容を決める際の準備や下書きとして

・ご資産の整理帳として

・介護や治療方針の希望、最期の迎え方、葬儀やお墓についての希望を伝える手段として

・家族に想いを伝える手紙として

・ご自身のこれからの人生設計を考えるためのツールとして、

など、さまざまな役割を果たします。

 

内容や使い勝手など、私自身も納得して使っているものをお渡ししています。

ぜひ活用してみて下さいね。

 

 

 

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